– これはあくまで、僕自身が選ぶ僕自身のためのまとめ –

ここ数ヶ月というもの、急に日本酒にハマりまくった僕。ひたすら基礎知識を調べてはサイトのコンテンツにし、また調べの繰り返しをしてきました。

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とにかくいろんな情報に触れ、日本から本も取り寄せて知識量を増やしてきましたが、いかんせんバンクーバーという僕が住む土地柄、正直な所まだ、あまり日本の地酒を飲むことができていません(汗)

こちらでも手に入った『獺祭』の三割九分や、『真野鶴』の純米酒などをちょこちょこと飲んでいますが、それ以外は北米産の日本酒を飲み漁るのが精一杯という状況です。

そんな、いろいろリサーチして飲みたいのに飲めない僕ですが、来月日本に一時帰国する予定があるので、その時に飲んでみたいお酒を5種類、まとめておこうと思います。

これはあくまで自分のためのまとめと言いつつ、しかし日本酒ビギナーの誰しもがおそらく飲んでみたいと思うような銘柄ばかりだと思うので、プレゼントなんかにもいいんじゃないかなあと想像しながらまとめてみたいと思います。

新政

まずは、秋田県の新政酒造が醸す『新政』です。特にどの銘柄かと問われたら、「わからない」と答えたいほど、どの銘柄も気になっています。

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画像:新政酒造株式会社オフィシャルサイト

例えばスタンダードラインであるColors(カラーズ)シリーズであれば、どれをとっても新政の基本を感じることができるでしょう。

その中でもこの『瑠璃 -Lapis Lazuli-(ラピス)』は、美山錦というお米を使って作られたお酒。公式サイトによると、新政の基本を表現する「定点観測」的なお酒だそうで、新政の最初の1本として飲むにはとても良い選択肢ではないでしょうか。

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画像:新政酒造株式会社オフィシャルサイト

より、新政酒造らしさを追求するのであれば、『NO.6(ナンバーシックス)』も飲んでみたい。これは、かつて新政が開発し、現在利用されている酵母としては最古のものである「K6号酵母」を使用したシリーズ。

どうせならこの、シリーズ最上級の『X』を飲んでみたいけれど、プレミア価格で約10,000円!通常価格が2,480円なので、高くても5,000円くらいで飲みたいものです・・・。それだけ人気だということですね。

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画像:新政酒造株式会社オフィシャルサイト

そして『PRIVATE LAB(プライベートラボ)』シリーズ。正直、もはや味を抜きにしてもこのシリーズは手元に欲しいくらい。

なぜって、ネーミングとロゴデザインがめちゃくちゃかっこいいから。

ミーハーですよね、わかってます。でも、このボトルが手元にあったらと思うと、正直毎日テンション上がります。

例えばこの『亜麻猫(あまねこ)』です。なんと美しいデザイン、なんと美しいロゴでしょうか。

いろいろなお酒のラベルを見てきた中で、自分的には抜群に好みのデザインです。

ちなみにこの亜麻猫は、日本酒用の麹に焼酎用の麹を加えて作られた実験的なお酒。かなり特徴的な製法なので、その意味でも一度は試してみたいお酒です。

醸し人九平次

愛知県の萬乗醸造さんが醸す『醸し人九平次』も、やっぱり日本酒初心者が飲んでおかねばならないお酒なんじゃないかなって思っています。

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画像:醸し人九平次 KUHEIJI | 萬乗醸造

九平次の場合、特段どの銘柄が飲んでみたいというわけではないので、最高級1万円(720ml)の『彼の岸(ひのきし)』でも、手に入りやすい価格帯の『雄町(おまち)』でもいいのです。

僕が九平次に惹かれる理由は、海外進出にめちゃくちゃ貪欲だからです。第15代目当主の久野九平次さんが、フランスを中心に積極的に営業をかけているため、海外での流通が他の銘柄より広がっているようです。

ちなみに、ここバンクーバーでも九平次が手に入ります(高いですが・・・涙)

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画像:醸し人九平次 KUHEIJI | 萬乗醸造

ひとつ、特定の銘柄で気になるものといえば、『黒田庄に生まれて、』です。

萬乗醸造さんのスタッフが自ら耕した田んぼでできたお米(山田錦)を使って作られたお酒です。ラベルに印刷されている数字が、田んぼの緯度と経度になっていて、Googleマップで検索するとその場所が見えるように工夫されています。僕、そういう遊び心が大好きです!

実はこれは、もう帰国時に飲めるように購入して実家に送ってあります!楽しみ!

仙禽

最近すごく気になっているのが、栃木のせんきんさんが醸すお酒『仙禽』です。

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画像:Amazon.co.jp: 仙禽(せんきん) 無垢(むく) 無濾過原酒 中取り 火入れ 1.8L: 食品・飲料・お酒

なぜ気になりだしたかというと、先日読んだ『蔵を継ぐ』という本で当主の薄井さんの、蔵を継ぐまでの物語が紹介されていたのを読んだから。

著者の山内さんは本書で、この仙禽を次のように評しています。

レモンやグレープフルーツを思いきりかじったときのような、猛烈な酸味。弾けんばかりの瑞々しさがあり、私はハンマーで頭をガツンと叩かれたような衝撃を受けた

引用:『蔵を継ぐ』

日本酒は、「辛口」や「甘口」と表現されることが多く、通常は飲み手の好みもそのどちらかに分かれるものですが、このお酒は「酸っぱい」のが特徴なわけです。

もちろん、ワインにも使われる表現として酸味というのは一般的なわけですが、しかし酸味があって美味しい日本酒というのをまだ知らない僕は、このお酒に興味津々!

しかも、この仙禽を造るせんきんの当主・薄井さんは、元ワインソムリエ。ある意味異色な経歴の薄井さんが、その卓越した表現力を用いて、自らの仙禽を表現したのが次の言葉。

継続的なものではなく、一瞬の花火のような艶やかさ。安らぎとか安定からはほど遠く、刺激のある激しい生活に例えられるかもしれません

引用:『蔵を継ぐ』

自らのお酒を「長く飲んで欲しい」と語る蔵元もいますが、薄井さんはあえて「一瞬」の刺激をファンに提供しているわけです。この潔さや、コンセプトの明確さが、仙禽の魅力を増していると思います!早く飲んでみたい!

ちなみに、仙禽もバンクーバーで買えます。でも1本4000円くらいからの値段感。買えないほどめちゃくちゃ高いわけではないですが、お試しと考えるとどうしても手が出しづらいので、帰国時にまずは試してみようと思います!

東洋美人

山口県の澄川酒造場さんが醸す『東洋美人』の『純米吟醸50』も、甘党としては飲んでおくべきお酒でしょう。

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画像:Amazon.co.jp: 東洋美人 純米吟醸50 1.8L 【宅】: 食品・飲料・お酒 通販

今年になって発売された雑誌『サライ』の「今年、呑むべき30本と10本」という日本酒特集の中で、芳醇旨口のお酒として紹介されたのがこのお酒でした。

本誌曰く、

フルーティーな香りとやわらかな口当たりがあり、パウダー状の和三盆糖を軽く降ったような甘みがふわっと広がる。しかし、あくまで透明感のある味わい

引用:『サライ 2016年 2月号』

だそうです。ちょっと大げさな表現ですが、以前から各所で東洋美人の綺麗な甘さについては見かけていたので、一度トライしてみたいリストに入っています。

ちなみに、「純米吟醸」と言いつつも精米歩合は50%なので、本来は「純米大吟醸」級のお酒。自分で飲んでも、人にあげても、喜ばれることまちがいないでしょう。僕は、もらったらめちゃくちゃ嬉しい!

まとめ

かなり趣味全開の内容になりましたが、いかがでしたでしょうか?

辛くてスッキリするお酒もイケますが、やっぱり甘口でその中に少し酸味があって、後味はスッキリ、みたいなお酒が好きな僕の趣味全開リストなので、そうでない方には適さないかもしれませんが、イチ意見として参考程度に楽しんでいただけていましたら幸いです。

日本酒好きなら誰にでも!3000円以内の絶対嬉しいプレゼントまとめ!』でも書いたように、誰かにお酒を贈るのってかなり難しいことだと思います。でも、日本酒ってプレミア価格になってさえいなければそんなに高くないので、個性豊かなのをいろいろプレゼントしてみるっていうのも楽しいかもしれません。

とりあえず僕は、早く帰国して日本酒に浸りたいです!

参考:
新政酒造株式会社オフィシャルサイト
醸し人九平次 KUHEIJI | 萬乗醸造
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