日本酒が好きでない人から日本酒好きな人へ贈るプレゼントって、なかなか難しいですよね。

どんな日本酒を贈れば喜ぶのか?味の好みが出るものですし、有名なものを選んでも必ずしも喜んでもらえるとは限りません。

例えば新潟のお酒『久保田』や『八海山』は有名ですが、いずも辛口ジャンルのお酒。贈る相手が辛口の日本酒を飲まない場合には、少しズレた贈り物となってしまいます。

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日本酒を飲まない人にとって、日本酒の贈り物は難しい!

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僕自身、大学でお世話になった先生に日本酒をプレゼントしようと友達と企画したことがありましたが、当時まだ日本酒に目覚めていなかったので、贈るお酒には非常に迷いました。

大丸の地下にある酒屋さんで、店員のお姉さんにおすすめの日本酒を質問し、勧められるがまま地元の日本酒を買いましたが、今でも贈ったお酒が先生の好みだったのかどうかわかりません(汗)

一緒にプレゼントを買いに行った3名が全員そんな感じでしたので、これはきっと僕だけの経験ではなく、よくある困り事なんじゃないかと思います。

そもそも、人にお酒をプレゼントすることそのものが難しい

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こんなこと言ってしまったらあれですが、そもそも誰かに日本酒をプレゼントするのって難しいことなんだと思います。

日本酒は「辛口」や「甘口」といった形容の仕方がされますが、それ以外にも「お米のうまみを感じる」とか「軽やか」とか「料理に合う」とか「お酒だけで楽しめる」とか、とにかくいろんな形容の仕方があって、人による味覚の差に近づけるのは至難の技です。

自分が日本酒好きでも、なかなか難しいでしょう。

だから、日本酒好きでない人が誰かに日本酒をプレゼントする時には次のような考え方をすると良さそうです。

  1. 贈る相手に好きな日本酒を聞く。もしくは「辛口」「甘口」の好みを確認する
  2. 酒屋さんかデパートの日本酒コーナーに行って、店員さんに予算と好みを伝え、おすすめのお酒を聞く
  3. 「甘口」「辛口」以外の選定理由を控えておく

3は、例えば「〇〇さんの出身地のお酒にしました」とか、「〇〇って雑誌にも掲載されて話題だから」とか、そういうことです!

そういうちょっとしたお酒のバックグラウンド情報があれば、ちょっとくらい好みに合わなくてもそれはそれで楽しんでもらえるはず!

万人ウケする日本酒プレゼントはあるか?

とはいえ何か、日本酒好きならどんな人に贈っても喜んでもらえるようなプレゼントはないかなあと考えてみたところ、自分だったら酒器(酒を飲むために用いられる容器の総称)が嬉しいなあと思いつきました。

3つ、とっておきがあるのでご紹介します!

日本酒の香りを引き立てるグラス

日本酒は、おちょこで飲むのも良いですが、最近ではワイングラスで飲むことが推奨されるケースも増えてきました。

例えば『醸し人九平次』という、人気のあるお酒の製造元では、明確に「醸し人九平次をたのしむのには、ワイングラスをおすすめしています」と公式サイトに記載しています。

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画像:Amazon.co.jp: 松徳硝子 うすはり大吟醸(木箱入): ホーム&キッチン

そこで、ワイングラスとはちょっと違いますが、松徳硝子さんの『うすはり 大吟醸』はどうでしょうか?

「うすはり」は「薄い玻璃(=ガラス)」から来ている言葉。職人さんが手作りし、その薄さは1mmを切るという、非常に繊細な日本酒グラスです。

こんなに薄いとすぐに壊れてしまいそうですが、SOUPというオンラインショップによると「丁寧に薄さを均一に精製されたグラスは力が分散し、倒れたくらいでは割れない強度を持って」いるのだそうです。

使ってみたい!

大吟醸という香り高い日本酒を注いだ時に、その香りが分散してしまわないよう、飲み口は小さくすぼませています。また、底面の突起が、吟醸酒の香りや味を引き立てる役目を果たすそう。

使ってみたい!

木箱入りだそうですので、誰かへのプレゼントにもぴったりじゃないでしょうか?もらったら嬉しいだろうなー!

熱燗をもっと気軽に、上質に楽しむ

「日本酒といえば熱燗」という印象の方もいらっしゃると思います。それほど、日本酒を熱燗で飲む文化は広く認知されています。

本来熱燗は、お酒を入れた徳利をグツグツ沸騰したお湯の中に入れ、湯煎して温めて作ります。

では、日本酒好きが自宅で熱燗を飲む時にどうしているかというと、本来の方法できちんと湯煎して作る方もいらっしゃるでしょうが、めんどくささも手伝って電子レンジでチンしてしまう場合も少なくないようです。

湯煎している間ずっと、徳利からお酒がこぼれないように見ていないといけないのって、なかなか面倒ですからね。特に寒い冬には・・・。

そういった面倒臭さを解消するために、人気の日本酒蔵・黒龍酒造さんが造ったのが『燗たのし』という熱燗を楽しむための酒器です。

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画像:Amazon.co.jp: 【酒器】酒燗具 燗たのし(かんたのし) 九頭龍 ロゴ入り: 食品・飲料・お酒

これは、ボックスの中に半分くらいお湯を入れ、そのお湯の中に徳利を入れてそのまま3〜4分待つだけで熱燗が完成するという優れものです。

これがあれば、一度ティファールで沸かしたお湯をこの中に入れて、食卓に持っていってしまえば、特に手間いらずで熱燗を作ることができますし、飲んでいる最中にもボックスの中に徳利を入れておけば保温効果があります。

絶対、これまでよりもっと上質な熱燗体験ができる!そう確信します(笑)

しかも、入れておく時間の長さで温度調整も簡単にできるみたいです。ぬるいのが好きとか、アツアツがいいとか、お酒を飲む人がアレンジして使えるのが、素敵です!

ただの四角い箱なので、洗うのも簡単そうです。冬場に非常に重宝しそう。

冷酒だって、もっと気軽に、上質に楽しみたい

「日本酒といえば熱燗という認知が広がっている」

先ほどそう言いましたが、今流行りの、芳醇な香りな甘口純米大吟醸酒は、やっぱりまずは冷やして飲みたいものです(少なくとも、僕の場合は)

そこで、そんな最高のお酒を最高な飲み方でいただく冷酒用の酒器も欲しくなってしまいます。

例えばこんなものがあります。

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画像:Amazon.co.jp: カラフェ 氷 ポケット 付き 冷酒 ガラス ピッチャー 220ml 65222DV: ホーム&キッチン

日本酒用のカラフェにも色々ありますが、徳利に穴が空いていてそこに氷を入れて使うようなやつは、一見オシャレだけど、使ってみると水が垂れたりして使いにくい場合もあります。

それに対してこちらは、下に氷を入れ、上に日本酒を注ぎます。上下が分かれるので、飲むときは上の部分だけを持てば氷の部分の水滴を気にする必要がありません。

何より、こういうガラスの酒器がテーブルにあるだけで、食卓が華やかに見えますよね。

最初に紹介した『うすはり』と一緒に使いたい逸品です。

これも、貰って喜ばない日本酒好きはまずいないんじゃないでしょうか?

まとめ

3つ、日本酒好きが高い確率で喜ぶであろうプレゼントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

いずれも3000円前後ですので、ちょっとしたプレゼントには最適じゃないかなと思います。

あるいは、何か日本酒と一緒にプレゼントするのもいいかもしれません!

ワインと違って日本酒は、そこまで値段が張らないので、3000円もあれば良いランクのもの(720m)が購入できます。

例えば予算が1万円なら、酒屋さんに行ってオススメのもの2本と今回ご紹介したような酒器類を1つ準備して、ラッピングしてもらうと、かなり高い確率で喜んでもらえる贈り物ができそうだと思います(僕ならそうします)

ということで、何か参考になれば幸いです!

参考:
醸し人九平次の楽しみ方
うすはりグラス
玻璃/玻瓈/頗梨(ハリ)とは – コトバンク
黒龍酒造株式会社 | 〇杯から、一杯への想い。
おいしい燗酒の作り方 | 菊水酒造