日本酒でサングリアを仕込んでから1週間が経ちました!

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だいぶ色もついて、香りもいい感じになってきたので、今日は全部少しずつすくって飲んでみることに。

フルーツやお酒の種類によって、やっぱり味は違ってきますね!いやあ、面白いです!

日本酒サングリアの利き酒

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まずは『月桂冠 純米』にりんごを漬けたのがこちら。

着色は薄めで、香りは主にりんごジュースの香りですが、その奥にちょっとしたお酒っぽさが混じります。

冬の糖分をたっぷり含んだりんごを漬けただけあって、飲み口は甘く飲みやすいですが、舌の上でやはりちゃんとお酒っぽさも残っていて、後味はわりとスッキリしているように感じました!これは、イケる!

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次に『真野鶴 純米』にりんごを漬けたのがこちら。

月桂冠にりんごを漬けたものより色が濃くなりました。香りは月桂冠のりんご漬け以上に甘いりんごの香りです。

味はと言うと、香り同様に月桂冠にりんごを漬けたものよりも甘く仕上がった気がします。これはこれで美味しい。

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こちらは『月桂冠 純米』にバナナとマンゴーを漬けたもの。なぜか一番着色は薄くなりました。月桂冠は薄くなりやすいのかも。

そして、香りはかなり甘い。やっぱりバナナとマンゴーは強烈でした。でも、やっぱりお酒の香りもします。

味はというと、バナナ&マンゴーの力強い甘さによってかなりの甘みがついています。液体がトロッとして見えるほどの甘さ。もともと月桂冠のこの純米酒は、そのまま飲んでもお米の旨みが強くないすっきり目のお酒だったので、バナナやマンゴーの甘さをそのまま吸収している感じがしました。

でも、飲みやすいから日本酒初心者にはきっといいんじゃないかな。飲みすぎには注意!

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これは『真野鶴 純米』にバナナとマンゴーを漬けたもの。

香りはやっぱり甘くて、ちょっと甘ったるいくらいの香りでした。

味もやっぱり甘くなりすぎて、ここまでくるとあんまりお酒が違うことによる味の違いを感じづらいくらいですが、もともとそのまま飲んだ時に、月桂冠より米の旨みが凝縮されている感のある真野鶴の方が、より味が複雑でお酒好きには楽しみの多い味なのかなと思いました。

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最後にバンクーバーの地酒『Yu 純米』にリンゴとマンゴー、バナナを入れたのがこちら。

フルーツ全部入れただけあって、着色も香りも一番といっていいほどつきました。

ただ「こんなにしてしまってもったいなかったな」と思いながら飲んでみると、これがなかなか自分には美味しかったです。バナナもマンゴーも強く主張しますが、このYuの純米は、元々お米感の強い味がしていたので、その分サングリアにつけ込んでもお酒の味もちゃんと感じられていい出来になったんだと思います。

まとめ

今回の実験から得た自分的な感想をまとめると、

  • 日本酒サングリアとして楽しむなら、入れるフルーツはりんごくらいにしておくべき
  • でも、バナナやマンゴーも入れるとお酒に強くない人でも飲める甘い味わいになる
  • 元々お米の旨みが強いお酒の方が「日本酒で作られたサングリア」を楽しむのには向いている
  • 元々すっきりしたお酒にフルーツをつけると、ワインのサングリアとの違いがわかりづらいけれど、人によっては飲みやすいかもしれない

いい勉強になりました。今後も実験を重ねていきます!