忘年会2016 カニ

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バンクーバーと日本、日本とロンドン、ロンドンとニューヨーク、ニューヨークと・・・。世界の離れた街にいても、テレビ電話を繋いで日本酒で乾杯すれば、きっと心も通じて話が盛り上がるはず!そんなアイデアを胸に、僕たちは『世界Skype飲み会 with 世界の日本酒プレイヤー』を開催してみました。

by うまさけ編集部

バンクーバーに住んでいると、「こっちの日本酒は高いなあ」と、どうしても思ってしまいます。

このサイトでは以前にもご紹介していますが、バンクーバーでの日本酒価格は日本の3倍〜4倍してしまいます。やっぱり送料とか関税とか、こちら側のシステムで販売する際の手数料とかを諸々含めると、そのくらいかかってしまうというのが現実・・・。

でも、もしかしたらこれでも、世界の都市の中では恵まれた環境と言えるのかもしれません。例えばイギリスだったらどうでしょう?

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僕のイメージだとイギリスはバンクーバー以上に物価が高い場所!そんなところで日本酒を買いたいと思ったら、いったいどんな日本酒が選べて、いくら位になるのか?

今回は、少し前までイギリスのブライトンという場所に留学していた@sake0mackeさんとSkypeを繋ぎ、画面越しに飲み会をしながらお話を伺うことができましたので、レポートします!

イギリスの日本酒事情

ここからはインタビュー形式でお届けします!

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お互いの自己紹介と、本日の日本酒

Aki:イギリスにはどれぐらい滞在されていたんですか?

@sake0mackey:最初半年スコットランドの方で、残り1年はブライトンっていうロンドンの南の方でした。お二人は今、カナダでしたっけ?

Aki:そうですね、カナダのバンクーバーで。

@sake0mackey:バンクーバーはコンパクトな街ですよね。1回だけ行ったことがあるんですよ〜

Leo:ちょっと話の途中ですみません!せっかく飲み会なんで飲みませんか?(笑)飲みながら話しましょう!

@sake0mackey:ハハッそうですね!

Leo:えっとバンクーバーチームは、京都の齊藤酒造さんの『英勲 古都千年 純米吟醸』です!

@sake0mackey:は〜いいですね。じゃあ私は、地元の森國酒造さんのちょっとちっちゃい『ふわふわ。純米吟醸酒』・・・升付きで売ってたのです。

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Leo:いいですね!では飲みましょう〜

(お互いに注いで・・・)

Leo & Aki:じゃあ、かんぱーい!

@sake0mackey:かんぱーい!

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Leo:えっと、イギリスで日本酒の活動をしたいとTwitterで公言されていましたけれど、それってなんでそういうことがしたかったんですか?

@sake0mackey:日本にいた時に、私冷え性なので、冬にお酒飲むときにビールがだんだん飲めなくなってきて。じゃあ代わりに暖かいお酒といえば日本酒っていうので飲み始めたら、今度周りの同年代の人ってあんまり日本酒を飲むタイプの人がいなくて、地道にみんなに「日本酒飲もうよ日本酒飲もうよ」ってやってたんですね。身内で「日本酒女子会やろうよ」って。

@sake0mackey:でまあ、その状態のままイギリスに行って、そしたら更に周りに日本酒好きがいなくなって(笑)

Aki:そらそうですよね(笑)

@sake0mackey:それで日本酒に関わる活動がしたいなあと考えるようになりました。

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SkypeTalk09今回、『世界Skype飲み会 with 世界の日本酒プレイヤー』という新たな試みを行うにあたり、バンクーバーで日本酒をインポートされているアクシスプランニング様より、取扱銘柄である『英勲 古都千年 純米吟醸』を提供していただきました。

『英勲 古都千年 純米吟醸』は、注いだ瞬間から梨のような甘い香りが漂い、しばらくずっと嗅覚だけで楽しめるほどでした。漂う香り同様に味わいもフルーティーで、これは海外の人にも受け入れてもらいやすい味なんじゃないかという印象でした!

美味しいお酒を提供していただいたアクシスプランニング様は現在、『英勲』をはじめとする京都の齊藤酒造さんの日本酒と、チョーヤさんの梅酒を日本からバンクーバーにインポートされています。

日本語と英語の両方で情報発信されているFacebookと、最近始められたInstagramを要チェック!

>>アクシスプランニング Facebookページ

>>アクシスプランニング Instagramアカウント

イギリスでは、こんな日本酒が買える!

Aki:どういうお酒が、イギリスで売られているんですか?

@sake0mackey:えっと、イギリスでもロンドンだとお酒がたくさん揃うんです。写真を送りますね。

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Leo:あ、松竹梅と、菊水と。あ、澪と。え、これってどういう場所なんですか?

@sake0mackey:これは、ブライトンという場所にあるお店ですね。ブライトンのお店は、小さい冷蔵棚ひとつしかなかったので、そんなにバラエティが良くないんですけど。

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@sake0mackey:こちらが、ロンドンの中心街にあるジャパンセンターというお店の日本酒棚の様子です。ロンドン近郊の町では、ジャパンセンターが日本製品の輸入の窓口をされているそうで、「ジャパンセンターで扱っていない商品はロンドン近郊の町では手に入らない」ということをお店の人が言っていました。

Aki:高いですか、お酒はやっぱり

@sake0mackey:高いと思います。菊水さんの小さい生原酒の缶とかあるじゃないですか。あれで7ポンド(2016年7月現在で約1000円)とかしますからね。スーパーで『ライスワイン』を売っていて、それは750mlで10ポンドくらいだったかな。それはイギリスのものだったのかな。

Aki:それは日本酒ではないんですね。

@sake0mackey:日本酒ではないんですね。ワインボトルに入っていて。味は日本酒よりフルーティーよりな感じでした。

Leo:だいたい日本酒の棚ってどれくらい広いんですか?

@sake0mackey:えーっと、コンビニで見かけるような棚ひとつ分と、冷蔵庫の棚丸々ひとつ分が日本酒です。

Note

イギリスでは、日本では税別265円で買える『菊水 ふなくち』が約1000円にもなるそうです(今の円が強い状況で、この価格!)やっぱり高い〜。ちなみにバンクーバーで菊水のふなくちが売っているお店、僕はまだ知りません。どこかで買えるのかな・・・?

その他、ロンドンで売られている日本酒の種類と値段(一部)は、次のような感じだそうです。

獺祭二割三分 720ml87.3ポンド約12000円
獺祭50 720ml34.9ポンド約4800円
雪の茅舎 秘伝山廃 720ml35.ポンド約4800円
南部美人 特別純米 720ml32.9ポンド約4500円
風の森 純米大吟醸 720ml27.9ポンド約3800円
松竹梅 白壁蔵 720ml31.8ポンド約4400円
月桂冠USA 750ml9.3ポンド約1300円

イギリスの人って、日本酒を飲むの?

Aki:ちなみに結構みなさん、日本酒飲まれるんですか?ロンドンの人って。

@sake0mackey:ぜんっぜん!(笑)まあ、「Sakeだよねー」って感じで、名前は知ってる感じでした。どっちかというと、フランス人のほうが「俺はSake好きだよー」っていう話はしてくれて。位置づけとしてはワインと同じ感じで、生ハムを食べながら飲むのが好きって。

Aki:バンクーバーでの僕の周りの友達とかでいうと、結構みんな日本酒は飲むんですけど、位置づけがパーティードリンクなんです。なんかショットを飲む感じで日本酒を飲む、みたいな。

@sake0mackey:それはイギリスにも有りました。私も日本酒を出すときに、おちょこがないからショットグラスで出していたんですよ。そしたらもう、一気飲みされて(笑)

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Leo:先週トロントに行ってタイ料理屋さんに行ったら『Sake Bomb(サケボム)』っていうのが売ってました。注文すると日本酒がおちょこ1杯とビールが1杯出てきて、自分で混ぜて飲むみたいなスタイルで提供されて(笑) そういう親しまれ方もあるみたいですね!

@sake0mackey:ロンドンでも、日本人会とかがパーティをするときには、ある程度良い銘柄を集めて飲み会を開くみたいなんですけど、それ以外ってあんまり面白そうなイベントを見なかったですね。残念ながら。

Leo:へえ、ロンドンでもなさそうですか。

@sake0mackey:最近はロンドンでは、International Wine ChallengeというコンペティションにSake部門があるので、もうちょっとイベントが有るのかなと思ったんですけど、結構静かです。そのWine Challengeも、見学に行けるのかなと思ったら関係者しか入れないそうで(笑) 日本食レストランでしかお酒は飲めないっていう感じです。

Leo:ちなみにレストランで日本酒を飲もうとしたら、どのくらいの量でいくら位するんですか?

@sake0mackey:それもだいたい一合の徳利で出してくれたとして、7〜11ポンド(約1000円〜約1500円)とかですね。カジュアルな感じの焼き鳥屋さんに行った場合ですけど。

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Aki:結構高いですね。

@sake0mackey:もっと創作料理を出すところとか、お寿司のもうちょっとちゃんとしたものを出すところに行ったら、良いお酒を出す代わりにちょっと値段も上がっていく感じ。

Leo:僕はこっちにいて結構「日本酒は日本食と一緒に楽しむものだ」みたいなイメージが根付いているのかなと思うんですが。

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@sake0mackey:同じですね。欧米の食事に日本酒を合わせるっていうのは、あんまりイギリスの人はないのかなって。そういう意味ではフランスの人は結構その辺盛んな印象でしたね。

Leo:そのフランスの方っていうのは、どういった方だったんですか?

@sake0mackey:それは、うちのクラスメートだった方とか、街のパブで出会った人とかですね。特にうちのクラスのフランス人は食道楽だったのでワインとかも飲むんですけど「Sakeもいいね」って。

Aki:ちなみにイギリスに蔵ってあるんですか?

@sake0mackey:あるらしいっていう話は聞いたんですけど、実際行ったことがなくて。多分、車がないといけない所にあるんだと思います。

Leo:日本酒って、日本人が買うんですか?

@sake0mackey:1番多いのは日本人だと思います。それからジャパンセンターで周りのお客さんを見ていた感じでは、中国人とか韓国人の方もかごに日本酒を入れているようでした。

Note

少なくとも@sake0mackeyさんの周りのイギリスの方には、まだまだ日本酒の浸透度合いは低いようですね。

日本酒が、透明かつ小さなおちょこで飲むスタイルであるために、イッキ飲みする人がいるというのは、実は海外あるあるのような気がします。ある意味これも日本人にとっては想像できなかった日本酒の楽しみ方ではあるのですが、一方でもっと美味しい飲み方、味を楽しむ方法もあるのに残念!なんて思ってしまう自分もいます!

次は、イギリスでも日本酒がもっと飲まれるために何が必要か?課題面について消費者として感じたことをお伺いしました。

イギリスで日本酒がもっと親しまれるために必要だと感じたこと

Leo:消費者目線で、もっとこうだったら日本酒が広く飲まれるのにというようなアイデアというか課題って、なにか思いつきましたか?「こういうシーンに日本酒ってもっと勧められるのに!」とか

@sake0mackey:うーん、ワインと同じように、ご飯を食べるときにさりげなく出したら受け入れられそうな感じはしましたね。だから私は、毎回パーティの時にボトル1本持って行って、勝手に注いだりとかしていました(笑) 草の根運動的な感じで。それで友達の輪が広がったりしていました!

Leo:イギリスの料理でいうと、フィッシュアンドチップスにも合いますかね?

@sake0mackey:はあ〜(深いため息)

Leo:なんですかその反応は(笑)

Aki:イギリスのフィッシュアンドチップスって美味しいんですか?一応本家ですよね。

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@sake0mackey:いや、3日で飽きます(笑) 大きさが30cm定規くらいあって、食べ終わる頃にはもうしばらくいいかなっていう(笑) 美味しいんですけどね、そんなにいらないっていう。まあやっぱりビールのほうが、わたしはおすすめです!

Aki:まあそうですよね、僕もフィッシュアンドチップスにはビールが良いです!

@sake0mackey:それから冬に、「モールドワイン」っていって、赤のホットワインをパブで飲む文化があって。ホットワイン出すなら日本酒の熱燗もいけるんじゃないかってずっと思っていたんですけどね。

Note

日本酒もワインと同じように気軽に楽しんでもらえたら、もっと可能性が広がるかもしれない!

世界の日本酒好きが、個人的に周りの人に日本酒を飲んでもらう草の根活動が、じわじわと世界の日本酒人口を増やしているのかもしれません!

ホットワインとともに熱燗を提供するとか、日本食じゃないフードとの新しいペアリングを発掘するとか、これまでにされてこなかったアプローチも求められるのかなあと僕は思いました。

今後したい日本酒活動

Leo:@sake0mackeyさんは今、日本に帰国して、これから日本酒関係のお仕事をしようと思われていたりはするんですか?

@sake0mackey:酒造に就職しようかなって思って、履歴書を送ったことがあるんですけど、返事がなかったんで普通に就職しようかと思います(笑)

Aki:酒造でもし働くことになるんだったら、どういうことがしたいんですか?

@sake0mackey:最近輸出も増えているので、そういうことができればなと。それから日本酒に合う和食以外のものをアピールしようという話も盛り上がっているようなので、そういう企画をするというのは面白いなと思っています。

Note

僕たちと@sake0mackeyさんは、Twitterで出会いました。『うまさけ』のTwitterアカウントで発信する日本酒関連の情報を沢山リツイートしてくださっていたことがきっかけで彼女のアカウントを覗いてみると、非常に頻繁に日本酒関連ニュースをシェアされていることを発見!

今回、初めてのSkype飲み会をするにあたって、イギリスの日本酒事情を知る方としてお声がけさせていただきました。

Twitterをやっていらっしゃる方で、最新の日本酒ニュースが気になる方。@sake0mackeyさんをフォローしてみてくださいね!

>>@sake0mackeyさんTwitterアカウント

まとめ

そんな感じで夜もふけ、第1回の『世界Skype飲み会 with 世界の日本酒プレイヤー』はお開きとなりました。

イギリスの日本酒は、ロンドンの品揃えのよさは流石だなと思うと同時に、やっぱり高いなあという印象も抱きました。バンクーバーよりちょっとずつ高い感じ。一方で、日本酒をもっと現地の方に楽しんでもらうための課題は、どこも似たようなものなのかなと感じました。

ちなみに今回の『世界Skype飲み会 with 世界の日本酒プレイヤー』は、バンクーバーの金曜日夜10時、日本の土曜日午後2時という時間に開催いたしました。お昼から飲み会に付き合ってくださった@sake0mackeyさん、ありがとうございます!

以上になります。また次回の『世界Skype飲み会 with 世界の日本酒プレイヤー』開催をお楽しみに!

※「私と飲み会しましょう」と言う方がいらっしゃれば、是非ご連絡ください。

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