先月、バンクーバーで開催して好評だった『北米のおいしい地酒を飲み比べる会』の第2回目を、京都で開催しました!

さすがは日本酒の本場、日本でやっただけのことはあり、話がどんどんディープな方向へと進みました。いやあ、面白かった!

「イベント詳細、読んでませんでした。。。」

参加者は全部で7名、今回も少人数での開催です。

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このうち、5名の方が女性でした。これを、最近の「日本酒女子が増えてきた!?」文脈で語ることもできそうですが、実は今回参加してくださった方はみんな、そんなにディープな日本酒好きではなかったみたい。

女性参加者のひとりに話を聞いてみたところ「さっき、集合場所に来るまでイベント詳細、読んでませんでした!イベントタイトルを見て、面白そうだと思って。。。」なんて言ってて(汗)

「なんじゃそれ!」と思ったんですが、よくよく考えてみると「最近日本酒にちょっとだけ興味が出てきた」っていう、こういう人と一緒に、イベントをやりながらいろんなお酒を飲めたら楽しいななんて思って、ちょっと今回のイベントに意義を感じたりしました(笑)

参加者による撮影会が・・・熱い!

撮影会に関しては、なるほどこうなるのね!という感じです。

さすが、日本開催。「ボトル撮影していいですか?」と聞かれたかと思ったら、そこからずっと撮影会になりました!

こういうところ、同じ日本人でも、バンクーバーに住んでいる人と日本に住んでいる人とはやっぱり違う気がします(まあ、正確には僕の周りの人の、両地での違いかもしれませんが)

バンクーバーでは、ここまで熱心な撮影会には発展しなかったので、そのギャップが楽しめました(ちなみに、僕はガンガン撮影したい派なので、ここでいう日本に住む日本人みたいな奴です)

でも、試し飲みした銘柄を覚えておくためにも、ボトルの撮影はとっても大事。

こういうフィードバックは、次回以降のイベントに生かしていきたいと思います。

せっかく作ったSake Card(サケ・カード)を、ほとんど出し忘れる!

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前回のバンクーバーでのイベント時にも作ったSake Cardを、今回も5銘柄分作りました。

Sake Cardとは、提供したお酒の情報をまとめた小さなカードです。裏に飲んだお酒のメモを書いてもらったり、美味しかったお酒のランキングをつけてもらったり、あとで気に入ったお酒を思い出してもらう時に役立つ(と、僕は思ってます笑)

これ、まずお酒を外の光量の取れるところで撮影して、テキストを考えて、デザインツールでちょっとしたデザインをして、カラープリントして切って、カラー台紙の方も切って、ノリで貼り付けるっていう感じで作っていて、まあまあ手作り感溢れる出来栄えなんですが、特に写真を毎回褒めてもらえて、嬉しいです。

3酒造、5銘柄。北米の地酒、そのお味は?

いろいろ迷ったんですが、最終的に今回揃えたのは次の5銘柄でした。

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  1. MOMOKAWA Diamond by SakéOne
  2. まずは、前回のバンクーバー開催時と同じように、ポートランドのSakéOneが醸す地酒『MOMOKAWA』シリーズの純米吟醸酒『Diamond』でした。

  3. MOONSTONE ASIAN PEAR by SakéOne
  4. 次に、こちらも同じく前回も揃えたSakéOneが造る日本酒フレーバー飲料『MOONSTONE』の『ASIAN PEAR』です。今回の参加者さんは、比較的このお酒に対して好意的な反応でした。梨フレーバーを加えてしまった潔さや、香りを含めた飲みやすさなんかが面白く思ってもらえたみたいです。

  5. Yu 純米生貯蔵酒 by YK3
  6. 3つ目は、バンクーバーにあるYK3さんで醸されている『Yu』の『純米生貯蔵酒』です。こちらも、前回バンクーバーで開催した時にも飲んでもらったお酒。

    生貯蔵ゆえに、バンクーバーから日本への輸送中にやや変質してしまっていたみたいなところもあり、そこは大反省したところでした(とはいえ、これでも手元にある時にはなるべく涼しいところに置いたりしていたつもりだったので、次回は保存方法を改善します)。変質は主に香りで、醤油っぽい香ばしい香りがややついてしまっていました。

    ただ、その香りと飲んだ時の甘さ、スッキリさのギャップが「面白い」と気に入ってもらえた方もいたようでした。

  7. Yu 純米にごり酒 by YK3
  8. 4つ目は、再びYK3さんの『Yu』の『純米にごり酒』で、こちらは今回はじめてセレクトしたお酒。そして、今回のラインナップの中で唯一のにごりでした。もともと参加者に日本酒ビギナーが多かったこともあり、このにごり酒のお米が少し残っているどろっとした飲み口が、結構新鮮だったようです。

  9. Osake 純米吟醸生原酒 by Artisan SakeMaker
  10. 5つ目は、やはりバンクーバーの日本酒蔵Artisan SakeMakerさんが醸す地酒『Osake』の『純米吟醸生原酒』です。香りの良さや、すっきりした味が評判でした。

参加してくれた”おかん(僕の母のことではないですよ)”が、ブログにて北米の地酒を擬人化するということに挑戦してくれました!

めっちゃ面白いので、そっちもご覧ください→

『【さあ】北米産の日本酒をテイスティング わかりやすく味を擬人化でたとえてみた【お好きな酒を】 – おかんの人生飲んだくれ日記』

まとめと今後の展開

今回は初めての日本でのイベント開催となり、不安も多い中でしたが、喜んでもらうことができました。

自分も、バンクーバーで普段飲むことができる美味しい地酒を、日本にいる方に飲んでもらうことができて嬉しかったし、いい勉強・経験になりました。

今後は、日本のうまい地酒をバンクーバーで、カナディアンに飲んでもらう場なんかもセッティングできたらと思っています。

また、北米にもまだまだ地酒があるので、もっといろんなお酒を自分でも飲んでいきたいですし、いろんなお酒を一堂に集めて日本の方に飲んでもらう機会なんかも、また作りたいなあなんて思っています!

つづくっ!

※文中の画像は、前述の”おかん”が撮影してくれました。ありがとう!